庭仕事は楽しいのに。
私たち庭師が近頃感じている事の一つに、お客さまが庭仕事に負担を感じているということです。
これは私たち庭師の寄り添い方が間違ってきたからなのかもしれません。
「庭のプロしか庭は触ってはいけない」のではないはずなのに。
樹木に「たち」(生まれもった性分)がありますそれは個性そのものです。
個性の寄せ集めが庭です。
いつも見る方向でもう一度庭を見直したり、見る角度を変えて通りから見たりすると思わぬ発見になります。
時には構図的にはどうなのかとか少し難しく考えてみるのも面白いかもしれません。
(「ああ、京都に行きたい」に発展してしまうかもしれませんが・・・)
個性を活かした枝作りをしたり、栄養や日光や風を均等に充分与えたり、見栄えや清々しさを表したり次々にしてあげたい事が出てきます。
手入れをすればするだけ返ってくるものが多いのが庭仕事。
その楽しさの共有を私はしたいと強く思っています。
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