剪定の仕方に「強剪定」と言うものがあります。
字のように強い(縮める・低くする)剪定のことです。
強剪定すると切った付近から新しい芽が強く吹きます。
四方に枝を広げたり徒長枝(とちょうし)と言われる極端な長い枝が伸びたり、「先祖返り」と言ってトゲが出たり色が変わって厄介な事になったりします。
これを「暴れる」と表現しています。
私たち庭師は暴れた枝を取り除いたり短くする事で木全体の形を美しく整えます。
4月5月の新芽が伸びる時期に剪定をすると軽く剪定しても強剪定と同じように「暴れてしまう」事があります。
4月5月の剪定は暴れる事を覚悟して行わないといけません。
ポイントは
1.「伸び盛りを無理矢理止めると暴れると承知して準備しておく」
2.「将来の伸びる方向の芽を必ず残す」
3.「強剪定を続けてしない」
4.「一時的に形は崩れるので落ち着いた時期に修復をかける」
ということでしょうか。
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