見栄え
庭師にとって見栄えは重要ですね。 なにせ次の仕事に繋がるか、絶えるかの絶対的な評価基準になっていると言っても過言では無いと思っています。 施主の意向が強く作業が途中になっても結果として作業後の状態がスッキリしなかったら、作業後を見た人は「この庭師は大した事はない」と思うのか...
このサイトは、お配りしたパンフレットをご覧頂いた方や私のお取引先からの紹介を受けた方など限られた方々に用意したものです。「伊代次郎」に作業依頼するかどうかを検討する材料の一つにして頂ければと思います。
庭師にとって見栄えは重要ですね。 なにせ次の仕事に繋がるか、絶えるかの絶対的な評価基準になっていると言っても過言では無いと思っています。 施主の意向が強く作業が途中になっても結果として作業後の状態がスッキリしなかったら、作業後を見た人は「この庭師は大した事はない」と思うのか...
4月に入ってからパタっと仕事が無くなった。 このままだと困ってしまう。どう困るかというと、言うまでもなく、体が鈍るからだ。 夏場の六七八月の仕事が無いのは仕方ないにしても。 4月からでは5ヶ月間あの激務が無いことになる。 体はさすがに鈍る、秋には仕事が待っている。...
私はこの頃ようやくいろいろの事が分かってきたり、色々な事が上手く出来るようになってきました。 徐々に仕事が入り施主にも満足をしてもらえるようになっています。 また次もお願いしますねと言われることがよくあります。 リタイヤしてからの庭師ではあるけれど、「次来れるか分からない」...
雇用契約でも、請負契約でも、「対等」が前提で契約は成立しています。 ですが、現実には必ず上下関係があり、上の思いは下に伝えないといけないし、下は上の意思命令に従わないといけません。 会社では上司は部下を思い通りに動かして役職が全うできていると評価されます。...
庭には当初には無かった鉢などのモノだけでなく鳥が運んできた自然ばえの木が大きくなることがあります。 庭師は樹木をみたり庭の構成から一瞬で見分けています。 「人は易きに流れる」と言います。 「水は低い方に流れるのと同じで、人間もやさしくて楽な方に流れていくもの」という意味で使...
ごく最近の事。 バイキングで私がケーキをお皿に取っていた時、小学生くらいの女の子が「すみません」と声をかけて来た。 ん?と顔を見たら「ワッフルを作るプレートが焦げ付いて取れないんです」と言う。 私はまだ顔を逸らさずに「私は店員ではないよ」とゆっくり言うとすみませんと私から離...
私たちは石も樹木も果ては草も庭作りに利用しています。 不揃いや不釣り合いが有ればは自然さから遠くなりそこだけが目立ってしまいます。 庭師は庭全体を見て手を入れることが出来ないといけません。 そこで石と樹木の手入れについてつまらない想像をしてみました。...
という言葉があります。 「野放図(のほうず)」とは、「人に対して図々しい態度をとること」「しまりがないこと」を云うようです。 私は美しさを損ねる忌み枝ー徒長枝(とちょうし)、逆さ枝、平行枝、越境枝、ヤゴ、胴吹き枝、交差枝、立ち枝などーがあると「この木は好きなことをしているな...
取引先も増えていますので、これから先の事も考えております。 昨年は3月末までアルバイト中心でした。 今年は昨年の4月以降とほぼ同じ「未経験の時期」になります。 樹木草の管理に困っている方は、見る限りいらっしゃいますので、パンフレット配りを加速しています。...
今のところ、パンフレットには渡辺紋(星)を使っています。紋は品は良いのですが、独自性の点からインパクトは弱いと感じています。 軽トラの左右のドアと荷台のコンパネ(運搬中に枝葉が落ちたり飛んで行かないように保護する板)にはフォント正楷書体で「伊代次郎」とだけ表示しています。...
「作詞作曲をするときはいつも、ただひとり、その人への歌という思いで作っています。歌は、聴いた人が『これは自分の歌だ』と感じてくれたときが初めて届いたと言えると思っています」と言っていると言う記事を、見ました。 庭師の私にしたら差し詰め「自分の好きな枝ぶり」と感じてくれたら、...
他者よりも優れた位置にいること、または特定の目的に対して有利な状態を指す言葉だそうです。 私のアドバンテージは祖父が松本城の庭師だったこと。 セカセカ動く事が出来ること。 綺麗にしないと気が済まないこと。
この作業しているお宅で気がついた。 椿の花は葉っぱの陰で咲いている。 花の付きが良くないと思ったら刈り込みしているうちに現れる。 先頭に花が付くとばかり思っていた。 椿の花は控えめだ。 見方を替えると花を守るように葉っぱが覆っている。...
誰でもどんなことでも初めからできない。 中には才能がある人がいて少し出来る人わかる人がいる。 皆んな出来て私だけができなかったわからなかった。 今になって思います、どんなことでも誰でも初めからはできないしわからない。
幽玄と言う言葉があります。 物事の趣が奥深く、はかりしれないこと、またそのさまを指すと言うことだそうです。 私は、私の作業によって趣が出るようになればと思っています。 ただ、趣のために樹木にとって不健康では本末転倒というものです。...
私はいま71歳。 75歳から身体が覚束なくなると女房は言う。 私は年齢ではないと言い返している。 そう言うと、80歳から認知症が始まるとまた返ってくるけれど。 歯磨きも日に6回以上しているし、毎日汗をかいている。 これで100歳まで身体が維持出来ないはずはない。...
毎日、忙しい。 そして樹木や草は、どんどん育つ。 外は暑い、手が付けれない。 困ってしまう。 気にはなるだけど、今のところ文句を言われていない。 酸素を供給しているから、まあ、いいじやない。 そう思っている人は多い。 はず。 気を揉んでいる方がいらっしゃるのなら、
私は汗かきだ。 何処からでも汗が出る。 作業中全身から汗がでるから首に巻いたタオルを絞ったら滴り落ちる。 作業服はまるで水を被ったようになるし、手袋は取り替えないといけない。 ズボンはベルト部分が変色する。 作業に支障を来たすのは膝に汗をかいたときだ。屈折するとズボンと膝が...
緑を残したい、そう言うと、庭師をしていて刈ったり、切ったり、倒したりが商売だから、本音なのと疑われてしまうかもしれませんが。 何とかしなければと危機感さえ感じているほどそう思っています。 むしろ、刈ったり、切ったり、倒したりばかりの仕事をしているだからですが。...
コレを言っては植木職人としてどうか、と一瞬思いましたが、 本音は、出来れば木枝葉は切らずに残しておきたい。 温暖化が進む中緑を沢山残すだけでなく増やしていきたい。 ボサボサになっている樹木を見て見栄え良くしたいと思う反面「このままで」とも思ってしまう。...